がんの治療症例・実績

当病院の治療で改善した症例

症例1:肝がん


患者様 80才 男性
病名 肝癌
病状の経過 1998年より肝癌の診断を受け、近所の病院で抗癌剤の動注治療などを行っていた。2005年3月にS5に3大の腫瘍が再発しTACFを実施したが、効果なく2005年9月には6.5cmに増大した。腫瘍マーカーは10,100へ上昇し、紹介により2005年10月表参道吉田病院を受診した。
2005年10月14日、採血を行い、2005年10月28日より「活性化自己リンパ球・NK細胞治療」を開始した。  
治療開始後、4回目頃から体調も非常に良好になり、腫瘍マーカーも大幅に減少した。2006年2月のCT検査でも肝癌が明らかに縮小していることが明らかになった。
腫瘍マーカーの変化

症例1:肝がん


患者様 66才 男性
病名 肺癌(扁平上皮癌)術後再発、頭蓋骨、右副腎、肺内転移
病状の経過 2005年4月の職場健診で肺の異常陰影の指摘を受けていたが、症状がないため放置していた。2005年8月頃より咳嗽が出現したため、2005年9月に熊本市民病院を受診し、CTにて右上葉の腫瘍を指摘された。精査の結果はNSCLC(Sq)cT2N1M0の診断だった。  
術後化学療法実施後2005年11月7日熊本大学病院呼吸器外科にて右上葉切除が行われた。その後呼吸器内科にて化学療法を3クール行ったが2006年3月頃より右副腎腫大、頭部の腫瘤が認められた。2006年4月より放射線治療と化学療法3クール実施したが、副腎転移の増大と2006年10月には肺内転移の増大が認められ、PET検査で肝および腹腔リンパ節転移が出現し、PDと判定された。  
2006年10月17日受診し、2006年11月1日より免疫細胞治療を2週間毎に2007年1月26日まで6回1クール実施した。治療後の検査 結果では、両側肺野の転移巣は縮小し、副腎、肝転移も縮小している。腫瘍マーカー(CEA)もピーク時8.9から4.5へ下降した。

症例3:( 直腸がん(腺がん)肺転移 )

患者様 78才 男性
病名 直腸癌(腺癌)肺転移
病状の経過 2008年9月、便通異常を主訴に近医受診。その際に行った血液検査にて腫瘍マーカーCEAが高値であったため精査目的に総合病院外科へ紹介入院となった。入院後、大腸内視鏡検査にて直腸癌と診断され、全身検索にてCT上両肺の異常影を認め画像上肺転移と診断された。その後入院中に腸閉塞を発症し、9月26日S状結腸に人工肛門造設術施し状態安定したため、10月14日退院となった。 
同年11月7日当クリニックを初診し、11月22日より免疫細胞治療を2週間毎に2009年2月4日まで6回1クール実施した。治療後2月9日のCT検査では、両側肺野の陰影はほぼ消失し、直腸原発巣もほとんど進行を認めなかった。4月1日現在免疫細胞治療2クール目を継続中である。

症例4:(乳がん 肝転移)

患者様 64歳 女性
病名 乳癌術後肝転移
病状の経過 2010年9月他院にて乳癌と診断され外科手術を施行。術後はホルモン療法を実施していたが、2011年8月に肝転移を指摘され化学療法開始するもすぐに副作用のため中止となり、その後は経過観察となっていた。
2011年11月当クリニックを初診し免疫細胞治療を2週間毎に開始した。治療開始後初回の血液検査にて腫瘍マーカーCEAの減少傾向を認めた。また12月からは他院にてゼローダの併用を開始したが、翌年3月には副作用のため一時中断となっていた。 2012年5月の血液検査で初めてCEAが基準値以下となり、6月CT検査では肝転移病変が3分の1へと縮小を認めた。その後は3週間毎の免疫細胞治療を継続中である。

症例5:(直腸がん 腹腔内リンパ節・両肺転移)

患者様 60歳 男性
病名 直腸癌術後肝・腹腔内リンパ節・両肺転移再発
病状の経過 2008年8月他院にて直腸癌と診断され外科手術を施行。2009年8月肝転移を指摘され肝部分切除術施行され、以後FOLFOX・FOLFIRI等の化学療法が断続的に実施されるも、以後も腹腔内リンパ節転移・両肺転移が段階的に出現したため、2013年4月で化学療法は一旦中止となった。  
2013年5月当クリニックを初診し免疫細胞治療を2週間毎に開始した。(同年6月からは他院にて分子標的薬であるスチバーガ内服も併用されたが、その副作用である血小板減少のため内服は間欠的となっていた。)免疫細胞治療1クール前後で、腫瘍マーカーはCEAが141.9から32.6へ、CA19-9が105.9から69.3へと減少し、画像上肺転移も部分的な改善を認めた。今後も免疫細胞治療2クール目を予定している。